一心に祈る。あるいは無心で取り組む。モノを創る。挑む。
人が夢中で何かに打ち込んでいるとき、ふと、持てる力を超越したかのような、
いわゆる“神が降りてきた”と感じる瞬間を得ます。
「神々の時間」は、誰にでも訪れるその瞬間を歌ったものでした。
曲創りをしているときの私たちにとって、もっとも研ぎ澄まされた時間となるのが
たまたま真夜中だったので、歌詞は真夜中をイメージする情景で描きました。
映画『地球交響曲第五番』のエンディングテーマに使われ、この曲は多くの方々との
新しい出会いを呼んでくれました。
映画の美しいラストシーンのように、月ヶ浜の黄金に輝く夕焼けと共に、いつまでも
皆様の心に留めておいていただきたい1曲です。
「神々の時間」はもともと『みるやかなや』に向けて創っていた、ある曲のイントロからの
リメイクで生まれました。
それまでTINGARAが行ったカバーと言えば沖縄民謡のみだったので、
意外に思われそうですが、そのある曲とは、ホルストの名曲「Jupiter」。
占星術が好きな私は、木星が獅子座に入っていたその頃、木星の幸運にあやかって
TINGARAの新しい試みになればと、「Jupiter」のうちなーぐちバージョンを創ってみたのでした。
結局『みるやかなや』への収録には至らず、その1年後、平原綾香さんの「Jupiter」が出て大ヒットしたので、この企画はお蔵入りになること必須と観念しました。(笑)
ところがその「Jupiter」用に創っていたイントロのメロディーを、
サウンドプロデューサーであるヒデオさんがとても気に入ってくれて、
そのメロディーだけを生かして別の曲を創ろうという案が出ました。
折りしも映画『地球交響曲第五番』に向けて、
メインテーマとなる曲を目指して制作に勤しんでいた頃。
龍村監督に見せていただいたある映像が、このメロディーのイメージにぴったりだと言うのです。
龍村監督は音楽的に映像を繋いでいく方なので、エンディングの編集前に
楽曲を仕上げておく必要がありました。
残された時間はあとわずか。
1週間ほどで急いでデモを仕上げて、「神々の時間」としてリメイクしたのでした。
その後の結果はご存知の通り。
めでたく『地球交響曲第五番』のエンディングとなり、広く世に出ることができました。


COMMENTS (2)
御免なさい、このスレにはどうしても反応してしまいます。
わしは神、と言うのを全く信じていません。
唯、無心になる事、全精神力を集中させて最高の作品を創り上げる事。わしの場合は3DCGであったり小説であったりプログラムであったりしますが。
この神が降りてきた状態と言うのは昔アイルトン・セナ・ダ・シルヴァが言っていた「私は神と共にある」と言う言葉そのものだな、と思いました。わしが目指す最高の状態。セナはその凄まじいまでの精神力で奇跡のラップと言われた予選レコードをたたき出しました。
わしの目指す境地です。はい。
Posted by: Surnivers | 2005年07月19日 15:20
日時: 2005年07月19日 15:20
Tsugumiさんこんばんは、
「神々の時間」と「Jupiter」の意外な関係に驚きです。
睦稔さんの版画から始まったTingaraサウンドも色々な広がりを見せているのですね。
ニューアルバムにも又、新しいTingaraサウンドが詰まっていそうで益々期待してしまいます。
Posted by: わんこ2323 | 2005年07月20日 00:51
日時: 2005年07月20日 00:51