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夜間飛行 の話

名嘉睦稔さんとの最初のコラボレート曲「夜間飛行」。

1999年の7月、私たちはTINGARA第1号のオリジナル曲の種を捕らえるべく、沖縄にボクネンさんを訪ねました。
生活の中で歌い継がれ、変化しながら今に残った沖縄民謡。
そんな沖縄民謡のTINGARAアレンジにチャレンジしたアルバム『天河原』に、古の人々が謡を唄った瞬間のような、生まれたての節から紡いでいった楽曲を入れたいと思い立ち、ボクネンさんをお誘いしたのでした。

「釣りに行こう」

と東村の絶壁の下の浜に案内してくれたボクネンさん。リーフまで歩いて行って引きの強いクチナジを釣るというハードなしごき・・・・・じゃなくて釣りを教えてくれたボクネンさんは、その夜、すっかりご満悦で、ゆっくりと昇ってくる天河原の下、何時間も歌ってくれました。
三線を持ってくるのを忘れ、伴奏もないのにひとり、歌う歌う・・・(笑)。

その歌をひたすら記録したMDの中で、きらっと光っていた一節。
それが「夜間飛行」の種でした。

東京へ持ち帰り、4日間スタジオにこもって創り上げた「夜間飛行」は、元の即興からはずいぶん姿を変えてしまいましたが(笑)、間違いなくTINGARAの代表作に仕上がりました。


この「夜間飛行」というタイトルは、すでに絶版となっているボクネンさんの版画作品「夜間飛行」からいただいたものです。真夜中に、島の上空を大きな渡り鳥たちの群れが飛んでいく、という幻想的な絵です。

COMMENTS (1)

t-koike:

アルバム「天河原」との出会いは銀座にある、わしたショップでした。
はじめてこのCDを聴いた時の強烈な印象は今でも忘れません。
長い間探していたイメージにやっと出会えた、そんな感じでした。このアルバムは何回聴いたことか…。
特に夜間飛行はtingaraの数多い作品の中でも大好きな曲です。ライブでは目を閉じて、特に集中して聴く夜間飛行、鳥肌が立ちます。
アルバム「うなさか」では、天河原とはまたちょっと違う、ライブの時のアレンジ?に近い夜間飛行が聴けて感激です。
ひとつ不思議に思っていたことは、睦稔さんの作品、夜間飛行がなぜアルバム「天河原」ではなく「さきよだ」のジャケットなのか?です。

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