初めて見るオキナワ

国道58号線からひそやかに延びる砂利道。
入るのに少し勇気がいるその道の先には、広大な畑が広がっていました。
来た道を覚えておかないと、迷ってしまいそうです。
それは米軍基地の中、いわゆる黙認耕作地でした。
ボクネンさんの撮影を始めたヒデオさんのアシスタントとして同行させてもらい、初めてのオキナワを体験してきました。
同じオキナワで育ちながら、こうも見るものが違うのかと、毎回感心してしまいますが、ボクネンさんと一緒にいると、これまで気がつかなかったものが、次々と見えてくるんです。
冬はそこかしこにいる、渡り鳥のサシバ。キジバトのオスメスの違い。
水を運ぶミツバチ。足元のノビル。いい畑で育ったカラシナの美味しさ。
松の木とモクマオウを吹き抜ける、風の音の違い。
ヒデオさんは初めてクモの脱皮を目撃したそうです。
がしかし、それでもボクネン先生の目には、まったくかないません。。
ボ「あの土の影のネズミ見えるか?」
見えません。。
ボ「この畑は具合がいいから、3種類のセキレイがきてる」
え?どこどこ?
よーく見ると、いるわいるわ、いっぱい。でも違いまでは見えなかった。
そこにはさまざまな、昔ながらのオキナワが残っていました。
真っ黒に日焼けした少年たちが、草むらに這いつくばって夢中になっている姿が見えるようでした。
きっと父もこうだったんだな。
そういえば、ヤシガニを取るために山火事にしたり、クマンバチの巣を取りにいってヒドイめにあったりしたらしいし・・・・・(笑)
「どこに行ってたの?」
と聞かれても、うまく説明できない場所での冒険は、広く広く想像力をかきたてるものでした。




