TINGARAのマネージャー竹下弘章さんは、とても優しい、澄んだ目をした人です。
義理人情に厚く、人の世話をすることが好きで、寝る間も惜しんで人に会い、語り合い、ねばり強くこつこつと夢を叶えていく。
そして人の温かさや感動に触れると、思わず涙してしまう・・・そんな人です。
小さな感動でもすぐ泣いてしまう私は、そんな竹下さんの 男の涙 を見ると、なぜだかとても嬉しくなってしまうのです。・・・・・むほほほ。
「月の浜」は、そんな竹下さんが大きく感応した曲です。
昨年の晩秋、西表島の節祭を訪れた際に立ち寄った、月ヶ浜という美しい海岸に魅了されて生まれた、インストゥルメンタル曲。
「輝く夜に」や「南方星」「にぬふぁ星」と、星の降る夜をイメージして生まれてきた曲たちのように、TINGARAの定番的な曲ですね。
ピアノの旋律に、ゲレンさんの孤高な三線が繊細に響き、ヒデオさんが豊かなストリングスで優しく包んでくれる。なんて感じでね♪
本来、沖縄の三線という楽器は、歌の伴奏として使われるため、このようにインストゥルメンタルの曲で、旋律ではない部分を取る、というのもめずらしいスタイルではないかと思うのですが、それだけにゲレンさんは、フレーズ創りに時間をかけてレコーディングに挑みます。
そして今回、新たに導入したストリングス音源を駆使して、ヒデオさんはこだわりを見せました。シンプルだった「月の浜」が、ゴージャスで豊かな曲となって、輝きを増しました。
最初は3分ほどの小曲だったのが、竹下さんの希望で5分ほどに。
ロマンティックな男たちが、愛情をかけてくれて、「月の浜」は、ずいぶんとりっぱになりました。
そんなわけで、私はやけに「月の浜」に、“男のロマン”を感じてしまうのです。(笑)

